
こんにちは、27歳の男です。
世間的には、黒と聞くと「闇」や「孤独」といったネガティブなイメージが根付いています。
しかし、「黒が好き」という心理にはポジティブな面もあるのです。
この記事に辿り着いたということは、黒色が好きな方ということではないでしょうか。
こんな特徴に当てはまっていませんか?
- 好き嫌いがはっきりしている
- 周りには見せないが、実はメンタルが弱い
- 音楽や映画などの芸術作品が好き
芸能人やモデルの中にも黒い服を好む人は多いですよね。
黒いお洋服に惹かれがち✨✨ pic.twitter.com/OZNFFRpSy2
— 今泉佑唯 (@yuuui_imaizumi) June 24, 2020
— 米津玄師 ハチ (@hachi_08) October 5, 2017
そこにはどんな心理や意味があるのか、詳しく解説していきます。
記事の後半では、明日から使える黒色に関する知識を詰め込んでますので、ぜひ目を通してみてください!
タップできる目次
黒色が好きになる人の心理は?

良い意味で周りに合わせない
黒色が好きな人は自分の芯をしっかりと持っており、嫌なことには嫌と言えるタイプの人が多いです。
口には出さないとしても、好きと嫌いが常にはっきりしています。
物事をはっきりさせることを「白黒つける」なんて言いますよね。
まさにこの言葉のように、振り切った判断ができる人が多いです。
そうすることで、自分は自分、他人は他人という切り離した目線を持っています。
こういった、周りの色に染まりたくないと思っている人が黒色を好みやすい傾向にあります。
行き過ぎると、過剰に他人を拒絶してしまうなんてことも。
不安を隠している
自分の弱さや不安を隠している人も黒色が好きな傾向にあります。
自分のことについて多くを語らないことから、周りからは「何を考えているのかわからない」と言われることも。
これは、自分のことを他人に知られたくないという警戒心の強さを表わしています。
それゆえに、黒色が好きな人は一匹狼であることが多いです。
だからといってメンタルが強いのかといったらそうでもなく、弱いからこそ隠しているという心理があります。
一昔前の「オタク」と呼ばれる人達が黒色を好んでいたのも、周りから目立たずに生活したいという心理の表れです。
感受性が強い芸術肌
黒色が好きな人は、自分の世界観をしっかり持っていることから、外部からの刺激に対して敏感に反応します。
美しいものに感動し、嬉しいことには喜ぶという当たり前のことが人よりも強く感じることができるのです。
人前では感情を隠しがちですが、心の中では常に感性を働かせています。
それゆえに、映画や音楽や絵画などに興味を持つ方が多いです。
また、自身もクリエイティブな発想力をもっており、芸術家としての才能を秘めていることもあります。
芸術の世界で黒い服を来ている著名人が多いのにもこういった理由があるのです。
スピリチュアルから見る黒色

黒は全ての始まり
スピリチュアル的には黒は「安定」の象徴です。
黒は宇宙を表しており、全ての始まりであるとされているからです。
突き詰めれば、私たちは皆宇宙から産まれてきたということになります。
黒色を身に着けることで落ち着くという方は、こういったスピリチュアルな感性が働いているのかもしれません。
黒いパワーストーン
黒色で真っ先に思い浮かぶパワーストーンはオニキス(黒瑪瑙)です。
オニキスはその真っ黒な見た目から、悪魔が閉じ込められた石と呼ばれていました。
夜になると、閉じ込められた悪魔が人間に悪さをすると言い伝えられていたそうです。
それはあくまでも言い伝えで、パワーストーンとしての役割もしっかりとあります。
「成功」という石言葉を持つオニキスは、様々な物事を成功に導く効果があるといわれています。
かつては勝利のお守りとして戦地にオニキスを持っていく戦士がいたそうです。
黒色は何色にも染まらず、進み続ける勇気を与えてくれます。
さらに、強い魔除けの効果も持っており、ネガティブなエネルギーから身を守ってくれるともいわれています。
オニキスはキリスト教でもロザリオの素材に使われるなど、とても神聖なパワーストーンです。
オニキスの黒色は様々な服装に合うことから、アクセサリーとしても人気です。
ファッションと黒色

ファッションの中でも、黒色は多くの意味を持っています。
1900年ごろまで、黒色は葬儀などに着用する色という認識が一般的でした。
しかし、1926年にココ・シャネルが発表した「リトル・ブラック・ドレス」というシンプルな黒いドレスが反響を呼び、一気に一般的な色として世間に広まったのです。
その後も、黒色は特別な立ち位置としてファッション界に君臨します。
クリスチャン・ディオールは黒色を「優雅さの象徴」と称え、世界的デザイナーの山本耀司さんは「黒色は女性の魅力を引き出す、ささやかでありながらも傲慢」と魅力を語っています。
ハイブランドの服に黒色が採用される理由の一つに、生地の質が一番分かりやすい色だからというものがあります。
高級感や優雅さ演出する上で、黒色は最高のパフォーマンスを発揮してくれるのです。
職業と黒色
ファッション以外にも、様々な仕事の服装に黒色は採用されていますよね。
それは、黒色が持つ心理効果を利用するためだと言われています。
例えば、裁判官が黒い服を着用するのは威厳を持たせるためであったり、聖職者の場合は協会の権威を表すためと言われています。
スポーツの場合は、ユニフォームに黒色を使用すると選手に自信が生まれるそうです。
また、心理的側面以外にも、汚れが目立ちづらいという機能性で採用されている場合もあります。
歴史上の人物や著名人が黒色を好んだ理由
ジョニー・キャッシュ
アメリカの伝説的シンガーソングライターのジョニー・キャッシュは、ステージでは常に黒い衣装を着ていました。
自身の曲である『Man in Black』の中で、その理由について歌っています。
old new musicより、和訳を一部引用させていただきました。
I wear the black for the poor and the beaten down,
私は貧しい者と打ちのめされた者の為に黒を纏う
Livin' in the hopeless, hungry side of town,
絶望の中で生きる者の為に、町の片隅で空腹を抱える者の為に
I wear it for the prisoner who has long paid for his crime,
長い間 自分が犯した罪を、償い続けてきた囚人の為に私は黒を纏う
But is there because he's a victim of the times.
でも無下にしないで欲しい、彼等は時代の犠牲者でもあるからだ
曲『Man in Black』 作詞:Johnny Cash 和訳:old new music
亡くなった人や罪を背負う人に寄り添う気持ちから黒い服着ているそうです。
ジョニー・キャッシュは華やかな舞台に立ちながらも、暗い現実と向き合う強さを持ったシンガーソングライターだったのです。
黒色は時として、寄り添う意志を示すために使われる色だということが分かります。
アドルフ・ヒトラー

黒は権力を誇示するための色として、歴史上では政治的にも利用されてきました。
中でも、アドルフ・ヒトラーが黒色を好んでいたというのは有名な話です。
ヒトラー率いるナチス党のSS職員の制服には黒色が採用されています。
これは、恐怖による支配を煽るために、威圧感のある黒色を選んだのです。
また、ナチス党のシンボルである「ハーケンクロイツ」通称「鍵十字」にも黒色が採用されています。
これはヒトラー自身が考えたデザインだと言われています。
こういった恐怖のために利用さてしまうのも黒色の悲しい特徴ですね。
アンジェリーナ・ジョリー
海外セレブとして知られる、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーの私服は黒づくめであることで有名です。
アンジェリーナ・ジョリーは中学時代にいじめを受けており、心を病んでいた経験があります。
そして、当時女優を目指していたにも関わらず、将来の夢を「葬儀屋で働くこと」に変えたそうです。
そのころから黒い服ばかり着るようになったと本人は語っています。
一見華やかそうに見える人でも、暗い過去を背負っていることがあるんですね。
このように、黒い服はその人の暗い過去や精神状態を表す場合もあるのです。
Appleの創業者であるスティーブ・ジョブスが、毎日同じ黒いタートルネックを着ていたというのは有名な話ですよね。
実はあれ、黒ではなく濃紺なんですよ。
あの服を作った滝沢直己さん本人が語っていた衝撃の事実です。
まとめ:黒色は最高です

今回は黒色が好きな人の心理や、黒色が持つ意味について紹介させていただきました。
筆者自身も黒色が好きなので、この記事を読んでくださった方に勝手に親近感を抱いています。
身の回りを見ても、黒好きにはオシャレな人や個性的な人が多いような気がします。
これからもその芸術性を磨いていってください。